はりくやまく

琉球舞踊・組踊・古典音楽を見たり、聞いたり、のメモ

Category [能 ] 記事一覧

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多田富雄新作能全集

多田富雄先生の三回忌を記念して出版された「多田富雄新作能全集」をめくってみる。現代的課題に能という芸能を通して挑んだ作品が(上演8曲、未上演2曲)収録されている。多田先生の能に触れたのは「沖縄残月記」がきっかけだった。本書に収録されているのは上演台本とは違うバージョンだそうだけれど、渋谷セルリアン、国立劇場おきなわでの公演を思い出す、よすがになった。本書には「能楽二十一世紀の観点」というエッセーも再録...

読書&沖縄残月記

八世観世銕之亟師による入門書「ようこそ能の世界へ」を読みました。能の歴史や面、衣装、技法などわかりやすく書かれていましたが、とびとびに引用すると<能役者は演技においては、無駄を極力省き、抑制された表現をもって演じるわけで、その点ではけっして説明の行き届いた芸能ではないんです。しかし、だからこそ、その表現のなかに、人が生きて愛したり憎んだり罪を犯したりという、人間という存在が時代を越えて本質的にもっ...

新作能「沖縄残月記」 ?

沖縄残月記」は1沖縄戦という主題、2組踊の組み込みの2点において、画期的で新作能の歴史になかなか重要な位置を占める作品になるだろう。しかし、組踊へ良好な刺激を与えたという評価が長く残るのではないか。(大御所から若手まで思ったよりも多くの芸能家が、沖縄から駆け付けていた)能は組踊の先行芸能の一つである。比較鑑賞の機会もたびたび持たれている。そのたびに、誤解を恐れずに言えば、組踊は「負けて」きたという...

新作能「沖縄残月記」? 

風車を持った子供を連れた男が首里から浦添・前田に向って歩いている。昨年の暮に亡くなった大ばんば(曽祖母)に会いたいと、夜ごと泣く子についてユタに相談すると、浦添への道を歩めば、魂を取り戻す人に会えると告げられたからだ。父子は八重山の歌「月ぬかいしゃ」を歌う村娘にガジュマルの御嶽に導かれ、カミンチュ(神人)船魂のオンバに出会う。そして曽祖母の口寄せが始まり、生前は口にしなかった戦争のことを語り始める...

新作能「沖縄残月記」

新作能「沖縄残月記」「沖縄残月記」 作・多田富雄 節付・演出・清水寛二6月20日 セルリアンタワー能楽堂沖縄戦を題材にした新作能の初演。原爆を描く「原爆忌」「長崎の聖母」と三部作をなす作品だ。清水は「一石仙人」、「長崎の聖母」でシテを務めるなど、多田作品にたびたび携わっている。また、沖縄県立芸大で教鞭をとるなど、今作の節付・演出・シテに適役。沖縄を踏査し、原作を練り上げていったという。事前に公表され...

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Author:亀千代
「歌たい舞うたい」と「子の会」のファンがつらつら書いてます。

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