はりくやまく

琉球舞踊・組踊・古典音楽を見たり、聞いたり、のメモ

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新しい県立劇場

 5月27日のNHKスタジオパークに中村勘三郎さんが出ていました。閉場になった歌舞伎座の思い出を語っていました。可愛がってもらった受付のおばさんを招待したり、さよなら公演に着ようと探していた先代の衣装が正月命日のに合わせるように出てきた話などで、座を沸かせていました。

県立郷土劇場(東町会館)が閉館して1年以上経ちました。土地建物は、沖縄テレビが買い取り、社屋を建設するようです。沖縄伝統芸能の拠点の一つとして親しまれた劇場だけに、惜しむ声は多かったように思います。特に芸能家の皆さんからは、県立の劇場が大切だということをうかがったこともあります。県内の芸能団体でつくる沖芸連は、2009年の12月の第5回総会で、劇場の存続を求めました。5月26日の琉球新報によれば、近く県に新劇場の建設を要望するとのことです。
郷土劇場閉鎖に伴い終了した、「かりゆし芸能公演」の後企画「県伝統芸能公演」の出演団体が、新劇場を求めた際、知事は「調査したい」と表明し、新報の記事によると県当局は「調査研究のための資料を収集中」と説明しています。
予算も厳しい折から、見通しは立たないといったところでしょうか。個人的にも新県立劇場はいらない(優先度が低い)と思います。市町村や公共のホールは豊富で、多額の建築費と運営費を掛けて県が自前の劇場を持つ必要は感じません。安く使えるホールがほしいという要望には、劇場使用料の補助で対応できるでしょう。県主催公演の充実にしても、場所が自前である必要はありません。県立の新劇場を求める声は芸能団体以外からは上がっていないのが現状です。郷土劇場の閉鎖の時に惜しんだのも芸能関係者だけだったと、どこかで読んだ記憶があります。(新しい歌舞伎座につては、ファンも含めてあれこれ話しているのと対照的です。)

沖芸連(に限らず)が県に糺すべきは、新劇場の建設ではなく、沖縄の芸能振興・継承にどうかかわっていくのかの姿勢ではないでしょうか。国立劇場おきなわ運営財団は。副知事がトップで、職員も県教育委員会からの出向が多いです。その意味では県のかかわりは薄くなってはいないかもしれません。でも、琉球舞踊が国指定無形文化財になった後の、県指定保持者をどうするかなどの対応を風の便りに聞くと、どこか腰が引けているようにも思います。かつて、県外の人が沖縄県の文化芸能振興への力の入れ具合を目の当たりにして「沖縄県は豊かなんですね」と言ったそうです。県の公務員は「いえ、貧乏ですが、県民が許すんです」と胸を張ったとか。最後は私たちの姿勢が問われるようです。
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