はりくやまく

琉球舞踊・組踊・古典音楽を見たり、聞いたり、のメモ

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椎の川~じんじん 3

7月4日 名護市民会館大ホール

じんじんの公演が、とりあえず終わりました。来年の5月にハンセン病市民学会が沖縄であるので、再演も期待しています。

国立劇場おきなわで見たときよりも、演技が練り上げられていていました。
場面転換は少し長かったですが、セットの多さと国立とは設備が違うこと考えれば仕方がないかもしれません。


静江(小嶺和佳子)は熱演。病気になったわが身を嘆き、家族を思う一人芝居は、鬼気迫るものがありました。さすがです。ただ、綺麗すぎて恋に狂った女(八百屋お七みたいな?)に見えたりもしましたが、こちらの妄想です。

産婆ツル(呉屋かなめ)は、前評判通りというか、それ以上の結果を出したのではないでしょうか。国立で見たときは「北島角子みたい」と思ったけれど、吉田妙子さんの風もあって、これからますます楽しみです。

源助(宇座仁一)は男優の中で最も味が濃かったです。「おじい」と妻には呼ばれていてもまだ隠居はしていないし、周りの人からは「にいさん」と呼ばれる微妙な年代を好演していました。台詞もとても自然。

吾朗(嘉数道彦)。方言(芝居のことば)が身についているといえば、この人もです。国立では、3枚目的な演技に多少違和感がありました。名護では、とてもしっくりと馴染んでいました。

キヨ(知花小百合)。綺麗な人なのに、息子の戦死を聞かされた時の呆け顔をあんなふうに作ってしまうのは演技者ですね。

伊原真軍曹(大田守邦)は、大田さん初の悪役ではないでしょうか。とても張り切って、嫌な奴になっていました。気合いが入った時の大田さんは無敵です。

源太(神谷武史)は、皆さんがほめている通りです。全身からいい人オーラが出て居ました。

勝俊(佐辺良和)。現代劇の経験は豊富ですが、様式的な演技も散見されました。

太一(比嘉克之)・美代(當間奏瑠)の演技に観客は感心しきりで涙をながしていました。
舞台に慣れれば、滑舌はもっとよくなると思います。初演で太一を演じたのは神谷大輔さんです。克之さんにも長く芸能をしてほしいです。

タエ(座喜味米子)は回を重ねるにつれて、おばあ役が板に付いてきました。

義男(宮城茂雄)・政信(金城真次)は、劇中劇的な筏の場面に登場。伊江島から筏に乗って本島に落ちのびる途中で戦死する役でした。宮城さんは演技プランをしっかり組み立てている感じ。金城さんはいつもながらに達者です。

梅子(山城亜矢乃)は、歌劇に出たりして芸域を広げようと頑張っています。今回の出演で何をつかんだのでしょうか。

日本兵(平田智之・高宮城実人)は、台詞もほとんどない役ですが、ここに実人さんを当てるところが贅沢だし、舞台の底力になるのでしょう。

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