はりくやまく

琉球舞踊・組踊・古典音楽を見たり、聞いたり、のメモ

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国立劇場おきなわ芸能文化フォーラム

8月4日 国立劇場おきなわ大劇場
  
組踊「二童敵討」上演と大学生らによるパネル討議が行われた。

パネル討議は、<組踊・伝統芸能の社会的展開について><国立劇場おきなわへの要望・期待>をテーマに、30代の実演家2人(舞踊、三線)と琉大・沖大・沖国大の学生・院生5人が話しあった。
学生たちは、修学旅行生に沖縄の自然や文化を紹介したり、南城市の市民ミュージカルを調査したり、観光と伝統芸能について研究するなどのバックグラウンドを持っている。

学生からは、率直な意見が飛び出した。組踊が世界無形文化遺産になることがほぼ確実なことを受け「めっきを上塗りすることになる」との発言があった。「どうすれば良くなるかを内部から考えていることが感じられない」という趣旨が続いた。組踊のファンとしては、組踊をまがい物扱いされたようで、カチンとこないわけでもない。しかし、ベテラン・保持者が素人でも分かるような失敗を繰り返し、「困ったものだが、まあ、しょうがない」で許されている様子を側聞すると、反論の声も口籠ってしまう。
同じ学生が「劇場が殺風景だ」とも発言した。国立劇場おきなわは、確かに趣に欠けるところがある。「グッズ販売やレストランンの併設」などの提言には、週末くらいしか公演のない劇場にそこまで求めても…と劇場側よりの感想を持ってしまった。しかし、劇場が華やかで楽しい場所であることが大切なのは間違いない。
この学生は日本文化学科に所属し、琉球芸能文化を研究するサークルでも活動しているようだ。そのせいか、能との比較の観点を開陳していた。子供への普及公演、国立劇場研修生、現代版組踊(創作・新作組踊と同義に使っている印象)に対する批判的意見に反論もあるけれど、熱く語る姿勢は良いと思う。

別の学生からは、修学旅行生に向けた組踊の展開の提言があった。この学生の活動を指導(?)している教授がフロアから、「修学旅行生はテーマを持ってやって来る。学びの体験化が求められる」などと発言した。
また、沖縄総合事務局や大手旅行社の幹部も来場して「着地型観光」「学習観光」などのキーワードで発言した。
修学旅行生の劇場への誘致といえば、ちょうど去年の今頃、国立劇場おきなわ主催で試演会と意見交換があった。AB二つの鑑賞教室案が提案されたが、その後の進捗はどうなっているのか、コーディネーターから説明があれば、議論がさらに深まったと思う。

 パネル討議に先立つ公演は、8月7日の組踊普及公演の公開舞台稽古という位置づけだった(出演料などの予算節減のための方便かもしれない)。即興組踊を交えた予備知識の解説なども、いつものように楽しめた。
  
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