はりくやまく

琉球舞踊・組踊・古典音楽を見たり、聞いたり、のメモ

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「飛輪の舞」?MVPは国場涼太

第9回男性舞踊家公演 「飛輪の舞」
4月18日午後6時30分 国立劇場おきなわ小劇場

「タイムス系」の男性舞踊家で作る飛輪の会による年に一回の公演。県立郷土劇場の閉館に伴い、国立おきなわに場所を移しての開催となったが、組踊と舞踊というプログラムは変わらず。

「日傘踊り」「しゅんだう」「万歳敵討」を楽しみに出かけた。

「日傘踊り」は国場涼太の一人舞。国場のソロは初めてだろう。緊張していたと思うが、それが良いほうに出たのか、開き直ったのか、良い踊りでした。振り付けは美和の会の座喜味千枝子会主と紹介されていた。ただしウシンチー姿に紗張りの日傘を持って、「花笠節~安里屋節」で踊るのは盛義先生と同じ。振りも多少の違いがある程度。

頬がふっくらしてきた国場は、化粧もきれいに決まっていた。何よりも舞台での姿に自信が感じられたのが良かった。「浜千鳥」を先輩方と踊った昨年は、ちょっと弱弱しい感じもあった。歌舞う08でも、周囲におされぎみだった。ところが、今年の歌舞うでは、きちんと観客の視線を受け止めるたくましさが出てきた。鶏カマドゥや娘尾類でも客の反応を待てるようになっていたし、周囲を見ながら踊るような場面が減っていた。

「日傘踊り」はそんな変化を実感させる舞踊になっていた。傘を倒してくるくる回すところや、舞台に傘を置いての手踊りの表情も色香が出ていた。
茶色地の衣装は、「日傘踊り」では珍しいのではないか。もっと薄い色の生地や上布か何かを着る人が多い。(美和の会でも桃色かなにかの可愛らしい絣で踊っていた記憶がある。)今回は落ち着いた色味にしたことで、結果的に少し大人っぽく、より庶民性が増したようだ。玉城秀子がベテランであるにもかかわらず、良家の少女っぽさを感じさせる涼やかな「日傘踊り」を披露するのに対し、若手の国場が逆方向の味を出そうとしたように見えたのは面白かった。

「しょんどう」は美女が佐辺良和と国場涼太、醜女は前當正雄と川満香多。4人のアンサンブルもよく、国場もきちんと役割を果たし、今後が楽しみな舞踊家の一人になった。ただ、美しさの中の高慢さを表現できた点で佐辺に一日の長があった。
化粧は阿嘉修が担当とのこと。照明に映える自然な白さをきれいに出していて、さすが。


スポンサーサイト

Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

左サイドMenu

プロフィール

亀千代

Author:亀千代
「歌たい舞うたい」と「子の会」のファンがつらつら書いてます。

文中敬称略の部分がありますが、ご了承ください。
エントリの間違いはぜひご指摘ください。

カレンダー

08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最新記事

最新トラックバック

FC2カウンター

FC2ブックマーク

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。