はりくやまく

琉球舞踊・組踊・古典音楽を見たり、聞いたり、のメモ

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平成22年度組踊伝承者研修発表公演(後期)

ユネスコ横断幕



12月5日 国立劇場おきなわ

「護佐丸敵討」と「手水の縁」の二本立て。
HNKニュースでは
>11月に、ユネスコの「無形文化遺産」に登録された沖縄の伝統芸能、組踊の登録後初めての公演が、浦添市の国立劇場おきなわで行われて、大勢の観客が詰めかけました。

と報じられていました。ユネスコ効果で会場は満席だったということです。


「まだ保持者になっていないんだ」と驚くほど、一線で活躍されているかたから、
舞台で見かける機会の少ない方まで、幅広い顔ぶれが登場していました。
それだけに実力差があるというか、稽古が詰めきれていないというか、物足りなさが残りました。


「護佐丸」は、あまおへ役の平田さんが熱演しすぎなくらい、迫力でした。
「手水」は音楽の聞かせどころが多いだけに、地謡にはもっとがんばってほしかった。
主役は東江さん、新垣さんのおなじみのコンビでした。好きな二人なので、見られたのはよかったのですが、研修発表公演の趣旨はどこにあるのか、考えさせられました。
将来が期待される人を重点的に育成して場数を踏ませる。
なるべく多くの人にチャンスを与える。
この二つの方向性は、どちらも間違ってはいないのでしょうが、両立は難しいですね。


NHK報道は、ユネスコ登録の組踊=重文の組踊=伝統組踊保存会の組踊
という解釈でいえば、そうなるのかもしれません(鹿児島公演もありましたが、県内ではということで)。

組踊の継承は本来、伝統組踊保存会が中心に進められるのが本来だと思います。
芸大や国立劇場おきなわの成果が強調される傾向にありますが、芸大は多くても6年、国立劇場は3年で終了するからです。
ユネスコ登録に関連してさまざまなコメントや見解が披瀝されていましたが、伝統組踊保存会の伝承者研修の成果に触れたものは、ほとんどありませんでした。
芸大も国立劇場も指導に当たっているのは、保持者の先生方なのに、伝承者研修の評価が低いように感じられるのは残念です。カリキュラムなどの見直しや改善を考えてみてもいいのではないかと思います。


ところで、来年2月24日に、祝!「組踊」ユネスコ無形文化遺産記載 、と銘打って保持者の先生方による「二童敵討」が国立劇場おきなわで上演されます。
>円熟した実演家らによる磨きあげられた至芸をご堪能いただきます。
との宣伝文句に期待したいところです。
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