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琉球舞踊・組踊・古典音楽を見たり、聞いたり、のメモ

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鳩間節物語

2月25日NHK沖縄放送

2月の「沖縄の歌と踊り」は「鳩間節物語」と題して、雑踊り「鳩間節」の変遷と魅力を映像を交えて紹介していました。

「雑踊り」の傑作として知られる「鳩間節」ほど、踊り手の個性や特徴があらわれる舞踊はないといわれる。鳩間島で生まれた島唄をアップテンポの曲に変え、軽快な踊りに仕上げたのは、沖縄芝居の名優伊良波尹吉。それ以来「鳩間節」は、踊り手たちのさまざまな振りが加えられて踊り継がれてきた。「沖縄の歌と踊り」のアーカイブに残る、名人達の貴重な映像をまじえながら「鳩間節」の魅力を紹介する。

いろいろなバージョンが紹介された中で、大宜見小太郎先生の踊りが特に印象的でした。ゆるゆるというか、やふぁやふぁというか、まろみのある微醺を帯びたような雰囲気でした。足を割って決めるところなどは、しっかりとしていますが、手振りや腰つき、なかでも♪森のくば」♪粟穂積みつけ」のあたりの視線はある種、女性的な色気があります。

この色気あふれる緩やかな踊りは、男性ならではだと思いました。女性の先生方のきびきび、きっぱりとした踊りも好きですが、やはりそれは「男踊り」であることを意識されているからでしょうか。女性舞踊家は、男の踊りを踊るときに、女性の肉体を離れることを意識して、「男らしい動き」をするのでしょうか。

向田邦子はある随筆で
<男は、どんなしぐさをしても、男なのだ。身をほじくり返し、魚を丁寧に食べようと、ウフフと笑おうと、男に生まれついたのなら男じゃないか>
と書きました。男らしさを極端に誇示し、市ヶ谷の自衛隊で割腹自殺した某男性作家の人物素描でのことです。某男性作家は、自分の中にある女性的な部分が許せなくて、豪傑のように振る舞っていたとの分析です。
小太郎先生は、その逆で、男であることの自意識に疑いがないからこそ、男踊りの中に女性的な要素がにじみ出ても、気にならなかったのだと思います。むしろ観客を魅了するために、積極的に使っていたような気もして、本当に男だなあと思ったのでした。



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