はりくやまく

琉球舞踊・組踊・古典音楽を見たり、聞いたり、のメモ

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男性舞踊家の会 2部

第2部は「波平大主道行口説」で再開。今年も何度も踊っている得意芸だけに、別の踊りを見せていただければ、意外性が際立ったかも。せっかく若い演出家を起用したのだから、冒険してもよかったか。

「花風」は「よー加那よー」と並んで観客の拍手が多かった。つぶし気味の辻結いにした髪の危うげなバランスが、表情とあいまって情感を高める。あまり音を伸ばざずに、かすれも生かして渋めの下出し述懐節の独唱が、かえって別れの寂しさをかき立てた。
 
「貫花」 表情豊かで動きも大きく楽しげに踊る嘉数。どちらかというと抑制的で、静かな印象の真境名。持ち味(踊の解釈?)が大きく違うように見える2人をあえて並べなくても良かったのではないか。それぞれの良さが打ち消しあってしまった感じがしてもったいなかった。

「よー加那よー」 お客さんを喜ばせるだけ喜ばせるコミカルさ。地謡のテンポをあえて無視。微妙にずらしたり乗ったりして、間の面白さを堪能させた。

「護身の舞」 師弟コンビによる大師匠の創作。最盛期を迎えつつある弟子を相手に師匠が貫禄を見せて張り切っているよう。阿嘉も去年の独演会より力強い。

「取納奉行」は美人。衣裳のせいか、仇っぽさが先に立っていたのは、好き好きかもしれない。

「加那よー天川」も師弟コンビ。舞踊でコンビを組むのは初めてだとか。師匠が女で弟子が男。先生、「現役」ですね。大人っぽくて、絣模様の茶色地の衣装(最後のかりゆし芸能で着ていた)がコミカルなだけでなく、品がある振りにうまく合っていた。女から花染め手巾やミンサー帯を渡すところ、求愛をじらすところ、水を掛け合ってたわむれる姿も、開けっ広げな大らかさというより、さらりとしたさわやかさ。自分の活かし方を十分に知っている。弟子も流石でした。

地謡は1部が安冨祖、2部が野村のおなじみのメンバー。太鼓、胡弓は女性実力派。箏、笛は目新しいメンバーだった。


第2部
7,波平大主道行口説 島袋光晴
8,花風 東江裕吉
9,貫花 真境名律弘・嘉数道彦
10,よー加那よー 大湾三瑠
11,護身の舞 金城清一・阿嘉修
12,取納奉行   佐辺良和
13,加那よー天川 宮城能鳳・新垣悟

〔地謡〕
歌・三線 西江喜春・神谷大輔・玉城和樹・比嘉康春・新垣俊道・仲村逸夫
箏 仲大千咲  笛 宜保和也 胡弓 與儀朋恵 太鼓 金城安惠

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