はりくやまく

琉球舞踊・組踊・古典音楽を見たり、聞いたり、のメモ

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

組踊「忠臣護佐丸」

6月3日 国立劇場おきなわ


忠臣護佐丸


個人的には首里城主・神谷武史さんの復活公演でした。明朝冠服を3回も着替えて登場する(赤嶺正一先生の衣装?)堂々とした姿を見られて、約一年待った甲斐がありました。大湾三瑠さんはちょっとしか出ないし、新垣悟さん、宇座仁一さんも似合った役でしたが、今回はやはり神谷さんを中心に見てしまいました。よかったよかった。


ところで「忠臣護佐丸」は組踊「二童敵討」と類似した題材の組踊です。玉城朝薫の「二童」よりも「史実寄り」の筋になって、登場人物も大幅に増えています。村芝居でも人気ということで、軽くさらってみても、ここ十数年で、旧知念村安座真、旧石川、読谷座喜味、宜野湾野嵩、伊是名勢理客、旧勝連平敷屋などで上演されています。中でも平敷屋で引き継がれてきたことはとても意味があると思います。平敷屋といえば阿麻和利の居城勝連城があったところ。その地元で阿麻和利が悪役として描かれた物語が上演され続けていることから、名誉回復を図ろうと教育長だった上江洲安吉先生が思い立って生まれたのが現代版組踊「肝高の阿麻和利」なのです。「肝高」は地域振興・人材育成の面で多くの評価を得て、各地の現代版組踊や子供たちが地域の歴史を舞台化するきっかけになりました。

それはさておき、村芝居の現役・人気演目を伝統組踊保存会が「復活上演」する必要があったのかという思いが頭をよぎります。「復活」は今回で30演目を数えるということですから、「順番」が回ってきたということなのでしょうか。演技・演奏・演出面で「さすが保存会、素人が足元にも及ばない」という感想は聞こえず、むしろ逆の意見が耳に入ってきます。パンフには「短期間で集中して仕上げました」という挨拶文が載っていましたが、謙遜には思えませんでした。台本自体も芝居のようで、舞台を見ていると「新作組踊『今帰仁落城』の照明効果抜き?」という感想が浮かんできました。保存会の公演としては自分と肌が合わなかったということでしょう。どうせなら、眞境名由康先生バージョンの「二童敵討」を復活してほしいと思いました。




スポンサーサイト

Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

左サイドMenu

プロフィール

亀千代

Author:亀千代
「歌たい舞うたい」と「子の会」のファンがつらつら書いてます。

文中敬称略の部分がありますが、ご了承ください。
エントリの間違いはぜひご指摘ください。

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

最新記事

最新トラックバック

FC2カウンター

FC2ブックマーク

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。