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琉球舞踊・組踊・古典音楽を見たり、聞いたり、のメモ

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新作能「沖縄残月記」第一部

沖縄残月記

7月18日 国立劇場おきなわ

能と琉球芸能の融合をうたう新作能「沖縄残月記」が、沖縄初演されました。
第一部は「おはなし」「蜻蛉羽」「融」。
「おはなし」では節付演出の清水寛二先生が今作の誕生についてや、作者の多田富雄先生について解説されました。清水先生は上演の実現に向けて情熱的に動かれ、決定後は県内各地でワークショップやPRイベントをなさいました。分かりやすく、ユーモラスな語りでした。

琉球舞踊「蜻蛉羽」(選曲・作詞・振付・志田房子)。
2009年の東京初演では、志田先生が踊っていましたが、今回は志田真木さんでした。
「本散山~つなぎ節~清屋節」という曲構成で、糸芭蕉を紡ぎとんぼの羽のような薄く美しい布を仕上げるまでの情景を描き出す。「苧引き」の発展形、あるいはバリエーションといった趣です。「苧引き」が手踊りの美しさを見せるのに対し、こちらは肩にかけた糸束の扱いも見どころといえるのではないでしょうか。解説には「濃やかな振りになっている」とありましたが、真木さんの踊りだと、人の女というよりも、糸芭蕉の精のようにも見える儚さでした。親子とはいえども、ずいぶんと芸風の違いがあるものだと思いました。

舞囃子「融」観世銕之丞
中秋の名月の下、往時を惜しんで融大臣が舞います。2010年位4月に亡くなられた多田先生はこの「融」が大変にお好きで、「自分が死ぬときは『融』の早舞を舞っているだろう」と語っていたそうです。そんな多田先生への惜別を込めたのでしょうか。「融」は通夜の席で謡われることもあるようです。沖縄戦を題材にした能公演の第一部ですから、戦没者の方々への追悼の意味もあったのかもしれません。              




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