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琉球舞踊・組踊・古典音楽を見たり、聞いたり、のメモ

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山戸と玉津@キジムナ―フェスタ

ymatototamatu



山戸と玉津


恋愛ものの古典組踊として有名な「手水の縁」を演劇化した作品。御冠船風というか能舞台風にしつらえた舞台で、「いかな天竺の 鬼立の御門も 恋の道やれば 開きどしゆゆる」という決めフレーズを軸に古典作品が咀嚼されていた。

ナビゲーター役の狩俣倫太郎さんが舞台下に登場し、恋物語の展開に沿って言葉や所作の説明をしていく。たとえば、手ですくった水を飲ませるのは、今なら口移しで水を飲ませるくらいの行為であること、親の定めた人以外と恋をするのは死を覚悟しないといけないほどのタブーだということなど。そのうち、登場人物に心境をインタビューしたり、舞台に上がったり、一緒に演技始めて物語の一部になっていく。あまり組踊になじみのない観客にも分かりやすく伝えたいという狙いなのだろうか。

役者たちも、普段の組踊の唱えはもちろん、芝居風の演技を織り交ぜていく。山戸役の佐辺良和さんはいきいきと演じていた。玉津(藤戸瑛子)と愛を交わす場面タンゴ風のダンスを見せた。また、道ならぬ恋が発覚し、玉津が処刑されようとするその時に、階段状の客席の一番上から駆け降りて来る。抑制的な演技が求められる組踊から放たれ、外に発散する演技が気持ちよさそうだった。

玉津の首を打つのは、西掟(宇座仁一)の役どころである。夫婦で玉津を育ててきた西掟は、許婚がありながら密通をし、家に不利益を与えるような娘にした責任を取らされたものだという解釈は腑に落ちた。音楽は、胡弓や箏に代わってバイオリンやギターが加わっていた。

劇の前半は初心者向けの解説バージョンかなと思ったけけれど、後半になるにつれ、「手水の縁」を見たことがある人向けのパロディーのようでもあった。ともあれ、舞台がはねた後、「組踊が見たい」と思える作品だった。




キウイエクレア

狩俣さんの番組と沖縄ファミマが提携した「キウイのエクレア」。





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