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琉球舞踊・組踊・古典音楽を見たり、聞いたり、のメモ

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続新作組踊「サシバの契り」

サシバ表


大城組踊の選曲は原作と上演台本で大幅に違っていることがある。今回は宮古が舞台ということで作者が選んだ宮古民謡はアレンジ変更にとどめ、古典曲が新たに選曲されている。女声独唱と男性合唱の対比は面白い試みで、カナスミガとウミワカが別れる最終盤の「子持節」独唱からの器楽の悲しい音色は胸に響いた。原作指定の「東江節」よりは抑え目でその分切々とした感じになるのだと思う。しっかりしたメンバーだけに、島の祭りへ二人が誘われるシーンで、くいちゃーの録音音源を流すシーンがあったのはちょっと残念でした。地謡の演奏で何とでもなりそうなのに、なんで録音を使ったのだろう。不思議。


サシバ新報


振付は島人と海賊の群舞、ウミワカとカナスミガの打組と盛りだくさん。村人と海賊が対決する場面の踊りは、もっと緊迫した感じになるのかと思ったけど、さほどでもなかった。振付というよりも、うまくこなせなかった踊り手が散見されたためかもしれない。ジャック・スパロウ風の賊の比嘉さん力強かったです。天願さんとの対決がもっと長くてもよかった。

ジョニー


ウミワカを取り戻しに来た海賊と島人の戦いの中、カナスミガがウミワカをかばって海賊に切られる。そして、子持節に乗って花道のすっぽんから再登場。心を残して飛び立っていくのだった。衣装は、坂東玉三郎が鼓童と演じた「アマテラス」を思い起こした。その前の場面で、鷺娘のようにそっくり返る振りがあったためかもしれない。カナスミガが頭にさしてくれた愛の証の羽を手に、名を呼ぶウミワカ。原作では、なんでカナスミガが別離を選ぶのかよくわからなかったけれど、この演出ならなんとなく納得いく。花道を去るカナスミガに切ない音楽がかぶさり、幻想的に閉幕した。

琉球新報の記事にあるような、様式の疑問なども感じないわけではないけれど、いい歌舞劇になっていたのではないか。


第一部の舞踊は亀浜律子振付「今年世」の案山子の二面踊りが面白かった。「前の浜」は亀浜先生でも見たい気分です。
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