はりくやまく

琉球舞踊・組踊・古典音楽を見たり、聞いたり、のメモ

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韓国の演劇

キジムナーフェスタで、韓国の作品をふたつ見ました。
どちらも日本語を織り込んだ舞台でした。「児童・青少年フェスティバル」ですから、主な観客は子供たちを想定していることになっているので、現地の言葉を取り入れるか、ダンス・マイム系の言葉を使わない作品が多くなるのは自然です。
「雪の女王」(台北・九歌児童劇団)、「白雪姫」(ブルガリア・MMシアター)、「アナタはだぁれ」(クロアチア・シアターマラシーナ)、「オーバーコート」(ブルガリア・クレドシアター)のように、予め日本語使用をうたっている作品もあれば、この二つのように特に予告のないものもありました。言葉は時には不自由ですが、使う以上は少しでも伝わるようにという思いは貴重だと思います。


「庭を出ためんどり」(劇団ミンドゥレ)

 韓国で感動のベストセラーになっているという同名の絵本(邦訳は平凡社)の劇化。本や棒、傘などを使ったシンプルな人形を役者が顔出しで操ります。絵本を日本語で読んで物語を進行させ、重要な場面のセリフを日本語にすることで、小さな子たちにも理解しやすいように工夫していました。その割には、子供の観客が少なかったように見えました。寓意がありすぎて大人向けの内容になっていたからでしょうか。

 養鶏場から「廃鶏」として捨てられたメンドリ。いつか自由になって、自分のヒナを育てたいと願っていた彼女は、原野で見つけた卵をあたため始めます。カモの赤ちゃんが生まれ、周囲から疎外されながらも、種を超えた親子として愛しあい葛藤しながら暮らします。そして子の旅立ちの時。イタチに襲われた子の身代りになってメンドリは食べられるのでした。
養鶏場の鶏が「廃鶏」となるのは存在そのものの否定だし、ステップファミリーやシングルマザー、自由と危険、異質な存在の排斥など、「庭の外」=世間にあふれる問題が、次々に提示されます。敵役のイタチも家族を養うために狩りをしているという説明がされます。いいお話だとは思いますが、演技空間にはもう一つ入り込めませんでした。


「音楽劇 オヌリ」(国立国学院)

 済州島に伝わる神話をモチーフにした物語です。「今日」という意味の名を持つ少女「オヌリ」が仲間とともに様々な場所を旅して成長し、世界は良くなりました…。といった内容でしょうか。お話は普遍的な内容なので、韓国風の衣装や音楽を楽しみました。狂言回しのおばさんが日本語で観客に「オヌリを励まそう」みたいなことを言って、みんなでハングルの掛け声を掛けました。
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「歌たい舞うたい」と「子の会」のファンがつらつら書いてます。

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