はりくやまく

琉球舞踊・組踊・古典音楽を見たり、聞いたり、のメモ

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組踊・伝承者研修発表公演(前期)

9月6日 国立劇場おきなわ


伝統組踊保存会は、重文指定行以降、伝承者の養成に力を尽くしています。現在の組踊を支えるかたがたの中にも、この研修の中で育ってきた方は多いです。現在は、県立芸大や国立劇場おきなわの研修生など、育成のチャンネルも多様化していますが、年限を区切ることなく指導が受けられるという点に保存会の研修の利点があるように思います。
 昨年は、新保持者が多数誕生しました。今回の発表会は新顔の皆さんにも期待です。

組踊「執心鐘入」は新しい方たちが中心の座組み。それだけに、立方は歩み一つとっても板に付いているというわけには行きませんでした。舞踊の経験はそれなりにあるはずなのですが、組踊は勝手が違うのでしょう。段取りをこなすのに精いっぱいという印象の舞台でした。若松と宿の女の吟の差も無いような感じだった。女は狂乱のところで足腰の弱さを露呈してしまった。小僧たちも「女は法度、法度」みたいな所作などにも苦労しているところもありました。太鼓の下支えがあって無事幕がおりました。
地謡はテンテンテンが何回か聞こえてきました。やはり調絃は一発で決めてもらえると格好いいです。後期の発表会に期待です。

組踊「女物狂」。一般の公演でもよく出演しているみなさんです。宇座仁一さんの人盗人は出端からコミカルで、いかにも小悪人です。亀松が逃げないように足をかけて寝ますが、いつしか足も外れて亀松に逃げられてします。偽の御触書の人相と逆の面相をするところも笑いを誘いました。怖い大悪党の人盗人もいいけれど、小物のほうがふとした偶然から始まる悲劇の不条理性が高まる気がして、個人的には好みです。
母親役は嘉数道彦さんでした。下手からゆらゆらと登場したときは、本当に物狂の雰囲気でした。おぼろげなメイクのせいか、両側に垂らした髪の効果か、憔悴してやつれている女になっていました。ただ、座主とのやり取りは、声の調子が普通で、亀松を見る前に、正気に戻ってしまっているように感じました。
隣に座っていた子供たちが「七つ」「亀松」などと口真似をしていたのがほほえましかったです。

幕開けの古典音楽斉唱は「稲まづん節」と「早作田節」でした。三線が30人くらいだったのが良かったのか、とてもまとまった声が前に出ていました。箏は好きな先生方をまとめて聞けたのが楽しかった。
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