はりくやまく

琉球舞踊・組踊・古典音楽を見たり、聞いたり、のメモ

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十六夜朝顔

9月29日 沖縄市民小劇場あしびなー

ひさびさに「復活」した沖縄芝居実験劇場が、新作組踊「十六夜朝顔」を再演した。初演からほぼ一年ぶり。長く愛される作品になって帰ってきた。

組踊はもちろんのこと、第一部の琉球舞踊も楽しかった。
「作田」嘉数道彦
「前の浜」東江裕吉
「かせかけ」阿嘉修
「波平大主道行口説」大田守邦
の四題。

嘉数の古典女踊は一年半ほどまえに「天川」を見て以来だと思う。あごを引いて姿勢を正して歩む丁寧な生真面目さの中に、「作田」らしいゆったりとした感じもあわせ持っていた。
東江は花もあるし、格好いいのだけれど、最近どことなく、楽しんで踊っている感じがしないのは気のせいだろうか。
大田の「波平」は25日にあった玉城秀子先生の会で踊ったのと同じ。細かいところにとらわれない、鷹揚さがあった。

阿嘉修の「かせかけ」が、玉城和樹の歌声もあいまって心に残る。愛しい人を思いながら、糸を紡ぎ、布を織る女の踊りと解される「かせかけ」。舞台に登場し、やや下手に位置を定めて<七読と二十読>と唄が始まると、他の舞踊家より移動距離を長く動くさまが、女のかいがいしさと抑えられない思いの高まりを印象づける。右肩袖抜きに着つけた衣装との相乗効果もある。糸を巻きつける動きの美しさを表現する舞踊家は多いが、部屋の中で立ち働きながら、不在の人への思いを紛らわすこともできず、居てもたってもいられないという雰囲気まで表れる踊りはなかなか見ることがない。派手に踊っているようで<かせかけて伽や ならぬものさらめ>で糸をかけるところのバランスはしっかりとし、顔の表情も目は笑っていてもいたづらに変化させずに抑制を保っている。<思いどましゅる>で決まった時は、<里やわが宿に まちゆらだいもの>という風景まで目に浮かぶようだった。
玉城和樹は。若々しくて張りがあるのに老練さの片鱗もあって、聴きごたえのある七尺節だった。


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Comment

待ってました! 

実験劇場の今後が本当に楽しみです。
歌たい舞たいに続いて、目を離せないものが増え、
嬉しい悲鳴です。
12月の名護も行きたいと思っています。
初演から追いかけられる組踊って、そうあるもんじゃないですしね。
  • posted by セバ@宜野湾 
  • URL 
  • 2009.10/17 00:07分 
  • [Edit]

Re: 待ってました! 

> 実験劇場の今後が本当に楽しみです。
お久しぶりです。
本当にたのしみですよね。


> 歌たい舞たいに続いて、目を離せないものが増え、
> 嬉しい悲鳴です。

こんなところに、仲間がいました。

> 12月の名護も行きたいと思っています。
> 初演から追いかけられる組踊って、そうあるもんじゃないですしね。

1718年からおっかけ続けることなんて、無理ですしね。
十六夜朝顔は脚本段階から読んで、見てきた組踊なので、今後の展開が気になります。

  • posted by 亀千代 
  • URL 
  • 2009.10/22 01:04分 
  • [Edit]

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