はりくやまく

琉球舞踊・組踊・古典音楽を見たり、聞いたり、のメモ

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沖縄芝居実験劇場@宮古島

2月16日 マティダ市民劇場

宮古島は天気が崩れ、波が高くて、チャーター船がキャンセルになり、周辺離島からの観客が来られなくなったそうだ。そのためか、予想よりは空席もあった。しかし熱心な観客に恵まれ、垂れこめた雲を吹き飛ばすような、気持ちの良い公演になった。宮古テレビ宮古新報宮古毎日でも紹介されているように、訪れた観客を楽しませたと思う。

 第1部は琉舞四題と喜歌劇「月夜」。第2部は、組踊の解説と「護佐丸敵討」だった。

琉舞は、「新風」で、赤いハチマチをかぶった阿嘉修、新垣悟、嘉数道彦が下手から登場し、力強く梓弓を引いたところから、心が晴れ晴れとする。続いて上手から、黄ハチマチの石川直也、佐辺良和、金城真次が合流し、扇子舞と三七拍子で足を踏み鳴らして、めでたく幕があいた。「瓦屋」はご当地の川満香多が、大柄な体を感じさせないかわいらしさで踊った。大田守邦の「波平大主道行口説」をはさんで「仲里節」。阿嘉修(男)・金城真次(女)のコンビは手を取り合ったり、扇子を間にじゃれあったりと、即興のような軽快さで息の合ったところを見せた。
「月夜」は、アヒ小(佐辺)、ウサ小(新垣)の美男美女とヤクミー(嘉数)、バーチー(石川)の三枚目カップルのやり取りで笑わせた。備品にうるさい公共ホールが、所作台の上ではだしで演技をさせたのは、懐が深いと思った。

第2部は、嘉数道彦の組踊解説。那覇や、コザ、名護に比べて「組踊をはじめて観る人」という問いかけに手を挙げる人が多いように見えた。宮古の言葉は、組踊の言葉とだいぶ違うので、台詞が理解できるか、心配するささやきが近くの客席から届いた(「護佐丸ってだれか」との声も)。嘉数が、出演する側も言葉は敷居が高い。でも、組踊はもともと中国人に見せていたので台詞がわからなくても大丈夫、と笑いを交えて話すと、リラックスした雰囲気になった。

川満の阿麻和利ぶりが立派。太田、石川、阿嘉を供に、嘉数をきょうきゃこ持に従えるだけの貫録があった。古典女踊「瓦屋節」とは対照的な荒事をこなした。先日の修士演奏で「語り組踊・銘苅子」を上演し、和吟を楽しませてくれたが、動きのついた強吟の役で「上手になった」との感想が聞こえたのは、充実してきた証拠だろうか。地謡は安富祖流。

追加

宮古島公演に臨む川満さんの密着映像が、宮古テレビで放送されました。
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